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足立昌優 AI検索・AIO 指名買いSEO

Google AI Overviewsに引用される記事構造|見出しと一次情報の置き方

AI Overviewsに引用されるかどうかは、順位だけでは決まりません。引用はページ単位ではなく段落単位で起きるためです。問いの形の見出し、冒頭での即答、表と一次情報の置き方、既存記事の直し方、そしてGoogle-Extendedをめぐる誤解まで整理しました。

AI Overviewsに引用されるかどうかは、検索順位だけでは決まりません。

上位に表示されているのに引用されないページがあり、順位はそれほど高くないのに引用されるページがあります。差を生んでいるのは、問いに対して、どこで、どう答えているかという構造です。

この記事では、本文の書き方と、既存記事の直し方に絞って書きます。HTMLの裏側で意味を伝える構造化データについては、構造化データの記事に分けてまとめました。

AI Overviewsは、従来の検索結果と何が違うのか

従来の検索結果AI Overviews
示される単位ページ段落・一文
評価の軸ページ全体の関連性問いへの直接の答え
利用者の行動クリックして読む要約を読み、出典を確かめる

最も大きな違いは、一行目です。引用はページ単位ではなく、段落単位で起きます。

ページ全体として良い内容でも、問いに答えている一文がどこにあるのか分かりにくければ、拾われません。反対に、一つの段落が問いにまっすぐ答えていれば、その段落だけが引用されます。

なお、AI Overviewsに表示されるための申請や特別な設定はありません。通常の検索と同じくクロールされ、インデックスに登録されていることが前提です。

引用されやすいページの構造

1. 見出しを「問い」の形にする

変更前変更後
当社の考え方AIO対策は、何から始めればいいか
MEOについてMEOを自分でやるとき、最初にすることは
費用のお話ホームページ制作の費用相場はいくらか

利用者がAIに投げる質問は、たいてい問いの形をしています。見出しがその問いと一致しているほど、答えの在り処が明確になります。

2. 見出しの直後で、一文で答える

見出しのすぐ下に、答えを一文で置きます。理由や背景は、そのあとです。

結論 → 理由 → 具体の順です。読み物として美しい「背景 → 展開 → 結論」の順は、引用には向きません。

3. 比較は表に、手順は番号付きリストに

「AとBの違い」を文章で書くと、どこが違いなのかを読み取る必要があります。表にすれば、違いがそのまま構造になります。

手順も同じです。順序のある情報は、番号付きリストに。 順序のない列挙は、箇条書きに。

4. 定義を一文で置く

「〇〇とは」と聞かれたときに、そのまま答えになる一文を用意します。

AIOとは、AI検索が回答を作るときに、自社の情報が正しく引用されるよう整えることです。

主語と述語だけで完結する一文が、最も引用されやすい形です。

5. 一次情報を、答えのすぐ近くに置く

どこにでも書いてある一般論は、どの出典から引いても同じです。そのページにしかない情報があるとき、AIはそのページを出典として示す理由を持ちます。

自社の数字、現場での判断、失敗から変えたこと。こうした情報を、答えの段落のすぐ近くに置いてください。一次情報の見つけ方と書き方は一次情報の記事にまとめています。

誤解されやすい点:Google-Extendedと AI Overviews

AIへの対策を調べると、Google-Extended という指定に行き当たります。ここは誤解が多いところです。

設定何に効くか
robots.txtでGooglebotを拒否検索全体から外れる(AI Overviewsも含む)
Google-Extendedを拒否Geminiなどの学習・利用への指定。検索やAI Overviewsへの掲載には影響しない
nosnippet / data-nosnippetスニペットやAI Overviewsで本文が使われる範囲を制限
max-snippet本文が使われる文字数を制限

Google-Extendedを拒否しても、AI Overviewsから外れるわけではありません。 Googleはこの指定が検索への掲載に影響しないと説明しています。

裏を返せば、引用されたい場合に特別な許可設定は要りません。 注意すべきは、意図せず nosnippet が付いていることのほうです。制作時のテンプレートに残っていることがあるので、主要なページのHTMLを一度確認してください。

既存の記事を、どう直すか

すべてを書き直す必要はありません。内容を変えずに、構造だけを整える作業です。

変更前

当社のMEOへの考え方

近年、Googleマップの重要性はますます高まっています。スマートフォンの普及により、多くの方が地図アプリでお店を探すようになりました。当社でも様々な取り組みを行ってきましたが、その中で分かったのは、まず基本情報を正確にすることの大切さでした。

変更後

MEOは、何から始めればいいか

最初にやるべきは、Googleビジネスプロフィールの「情報の穴」を塞ぐことです。営業時間(祝日を含む)、写真、メニューと価格帯。上位表示を狙う前に、探された時に正しく答えられる状態をつくります。

変更前は、結論が最後の一文にあります。変更後は、見出しが問いになり、直後の一文が答えになっています。 書かれている内容は、ほとんど同じです。

手順

  1. 問い合わせにつながる主要な記事を3〜5本選ぶ
  2. 各見出しを、利用者が実際に聞きそうな問いの形に変える
  3. 各見出しの直後を、一文の答えにする
  4. 比較は表に、手順は番号付きリストに置き換える
  5. 自社にしかない情報を、答えの近くに一つ足す

内容を実際に変えたときだけ、更新日を改めてください。 構造を整えただけで日付だけを新しくするのは、読み手にもAIにも誠実ではありません。

効果の見方

正直に書くと、AI Overviewsだけを切り分けて測る方法は、現状まだ限られています。 Search Consoleでは、通常の検索と合わせて集計されます。

そのうえで、見るべきものは次のとおりです。

見るもの見方
対象ページの表示回数構造を直す前後で比べる
問いの形をしたクエリ「〜とは」「〜方法」などの増減
実際の検索結果出典として表示されているか(人や時間で変わる点に注意)
指名検索社名での検索が増えているか

AI Overviewsはクリックを生みにくい一方で、出典として名前を目にした人が、あとから社名で検索するという形で効いてくることがあります。指名検索の見方は指名検索を増やす方法に書きました。

まとめ

  • 引用は段落単位で起きる
  • 見出しを問いに、直後を一文の答え
  • 比較は表に、手順は番号付きリストに
  • 一次情報を答えの近くに置く
  • Google-Extendedを拒否しても、AI Overviewsからは外れない

AIO全体の考え方はAIO(AI検索最適化)とはに、ChatGPTなどGoogle以外のAI検索への対応はChatGPTやAI検索に自社を出す方法にまとめています。

COCTOでできること

既存記事の構造の見直しから、問いの設計、一次情報の掘り出しまでを、コンテンツマーケティングとしてお引き受けしています。

いまの記事がAI検索からどう見えているかは、無料診断でお伝えします。

よくある質問

Q AI Overviewsに表示されるための申請や特別な設定はありますか?

ありません。AI Overviewsの出典は、通常のGoogle検索と同じくクロールされ、インデックスに登録されたページから選ばれます。特別なタグや申請は不要です。まず通常の検索結果に表示される状態であることが前提になります。

Q Google-Extendedを拒否すると、AI Overviewsに出なくなりますか?

出なくなるわけではありません。Google-ExtendedはGeminiなどの学習や利用に関する指定で、GoogleはこれがGoogle検索への掲載に影響しないと説明しています。AI Overviewsで本文が使われる範囲を制限したい場合は、nosnippetやmax-snippetなどのスニペット制御を使います。

Q 引用されやすい文章の特徴は何ですか?

見出しが問いの形になっていて、その直後の一文で答えている文章です。AI Overviewsはページ全体ではなく、問いに直接答えている段落を拾う傾向があります。結論を最後に置く書き方は、読み物としては成立しても、引用には向きません。

Q 既存の記事は書き直す必要がありますか?

すべてを書き直す必要はありません。まず問い合わせにつながる主要な記事から、見出しを問いの形に変え、各見出しの冒頭を一文の答えにする作業だけでも効果が見込めます。内容を変えずに構造だけを整える作業なので、全面的な書き直しより負担は小さく済みます。

Q AI Overviewsでの効果はどうやって測りますか?

現状、AI Overviewsだけを切り分けた数値は確認しにくく、Search Consoleでは通常の検索と合わせて集計されます。対象ページの表示回数、問いの形をしたクエリの増減、実際の検索結果での出典表示を組み合わせて判断してください。

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