ホームページから問い合わせが来ない5つの原因と直し方
サイトはあるのに問い合わせが来ない。原因は「見つからない」「伝わらない」「信じられない」「動けない」「合っていない」の5つに整理できます。どこで詰まっているかを切り分け、費用をかけずに直す順番を解説します。
サイトはあるのに、問い合わせが来ない。この状態の原因は、5つに整理できます。
先に結論です。
- まず人が来ていないのか、来ているのに動いていないのかを切り分ける
- 多くの場合、原因はデザインではなく情報不足
- 作り直す前に、原因を特定する。順番を間違えると費用が無駄になる
まず切り分ける
やることは1つだけです。アクセス解析で月間の訪問数を見ます。
| 状態 | 疑うべき原因 |
|---|---|
| 訪問が月100件未満 | ① 見つかっていない |
| 訪問はあるが、すぐ離脱される | ② 伝わっていない |
| 読まれているが、問い合わせに至らない | ③ 信じられていない |
| フォームまで来て、送信されない | ④ 動けない |
| 問い合わせは来るが、成約しない | ⑤ 合っていない |
ここを飛ばして作り直すと、同じ結果になります。
原因① 見つかっていない
そもそも人が来ていない状態です。サイトの中身をいくら直しても変わりません。
確認すること
- 社名で検索して、自社サイトが出てくるか
- 提供しているサービス名で検索して、何位あたりか
- 実店舗なら、Googleマップに正しく情報が載っているか
- AI検索で自社について聞いて、正しく説明されるか
直し方
まずは表記を揃えることからです。社名・所在地・事業内容を、サイトと各種プロフィールで統一します。実店舗ならMEOを自分でやる手順、AI検索対策はAIOとはにまとめています。
原因② 伝わっていない
来てはいるが、何の会社か3秒で分からない状態です。
よくあるのは、こういうトップページです。
- 抽象的なキャッチコピーだけが大きく置かれている
- 何を提供しているのかが、下までスクロールしないと分からない
- 対象が誰なのか書かれていない
直し方
ファーストビューに、次の3つを入れます。
- 何を提供しているか(サービスの実体)
- 誰に向いているか(業種・規模・状況)
- 次に何をすればいいか(問い合わせ・相談の導線)
世界観を大事にすることと、伝わらないことは別です。上質さは、情報を隠す理由になりません。
原因③ 信じられていない
伝わってはいるが、この会社に頼んで大丈夫かの判断材料がない状態です。
不足しがちなのは次の4つです。
| 不足しているもの | 訪問者が抱く不安 |
|---|---|
| 実績・事例 | 本当にできるのか |
| 価格の目安 | いくらかかるか分からず怖い |
| 事業者情報 | どこの誰か分からない |
| 顔・考え方 | どんな人がやっているのか |
特に価格です。目安がどこにも書かれていないと、多くの人は問い合わせずに離脱します。相場観はホームページ制作費用の相場で扱っていますが、自社サイトにも「◯円から」「規模により個別見積り」程度の記載は必要です。
原因④ 動けない
問い合わせようとしたが、動作や導線が邪魔をしている状態です。
確認すること
- スマホで、文字が小さすぎないか
- 横スクロールが発生していないか
- ボタンが小さく、押しにくくないか
- 電話番号がタップで発信できるか
- フォームの必須項目が多すぎないか
- 送信後に、どうなるか分かるか
フォームの必須項目は、名前・連絡先・相談内容の3つで足ります。予算や納期を最初から必須にすると、まだ決めていない人が離脱します。項目が1つ増えるごとに完了率は下がります。
まず、自分のスマホで最初から最後まで操作してみてください。だいたい、そこで見つかります。
原因⑤ 合っていない
問い合わせは来るが、求めている相手と違う状態です。値引き交渉ばかり来る、対応できない依頼ばかり来る、といったケースです。
これは、書いていないことが原因であることが多いです。
- 誰に向いているかを書いていない
- 誰には向いていないかを書いていない
- 価格帯を示していない
除外は絞り込みです。「早さと安さを最優先したい方には、他に合うやり方があります」と書くと、問い合わせの総数は減りますが、噛み合う相談の割合が上がります。
同じ考え方は「騒がしい安客」を引き寄せてしまう理由でも扱っています。
直す順番
費用対効果の高い順です。
- 原因の切り分け(アクセス解析を見る/無料)
- フォームの項目を減らす(無料・即日)
- スマホでの操作性を直す(軽微な修正)
- 価格の目安を1行入れる(無料)
- 実績・事例を追加する(掲載許諾が要る)
- ファーストビューを書き直す(コピー設計)
- 必要ならリニューアル(最後)
リニューアルは最後です。原因を特定せずに作り直すと、費用をかけて同じ結果になります。
まとめ
問い合わせが来ない原因は、見つからない・伝わらない・信じられない・動けない・合っていないの5つ。
多くはデザインの問題ではなく、情報が足りていないだけです。そして、その多くは費用をかけずに直せます。
どこで詰まっているか分からない場合は、いまの見え方を一度整理するところからで構いません。設計から見直す場合はプレミアムWeb制作としてお手伝いしています。
よくある質問
Q ホームページから問い合わせが来ないのはなぜですか?
原因は大きく5つに分かれます。そもそも見つかっていない、何の会社か伝わっていない、信頼に足る材料がない、問い合わせ導線が使いにくい、来ている人と提供内容が合っていない、のいずれかです。まずアクセス数を確認し、人が来ていないのか、来ているのに動いていないのかを切り分けることから始めます。
Q アクセスはあるのに問い合わせが来ないのはなぜですか?
多くの場合、伝わっていないか、信じられていないかのどちらかです。トップページで何を提供しているかが3秒で分からない、価格の目安がどこにもない、実績や事例が載っていない。これらは訪問者が離脱する典型的な理由です。デザインの問題ではなく、情報が足りていない状態です。
Q 問い合わせフォームは項目を減らすべきですか?
減らすべきです。必須項目は名前・連絡先・相談内容の3つで足ります。予算や希望納期を最初から必須にすると、まだ決めていない人が離脱します。項目が1つ増えるごとに完了率は下がるため、詳細は返信のやり取りで聞く前提にしたほうが総数は増えます。
Q スマホ対応はどこまで必要ですか?
現在は、スマホでの見やすさが前提条件です。文字が小さい、横スクロールが発生する、ボタンが押しにくい、電話番号がタップできない。こうした状態は、それだけで問い合わせを失います。まず自分のスマホで最初から最後まで操作してみることをおすすめします。
Q リニューアルすれば問い合わせは増えますか?
原因が設計にある場合は増えますが、見た目を新しくするだけでは変わりません。まず、どこで詰まっているかを切り分けることが先です。見つかっていないだけなら、作り直すより情報を整えるほうが早く効きます。原因を特定せずに作り直すと、費用をかけて同じ結果になることがあります。