「未経験でプログラマーとして独立したい」
「フリーランスプログラマーを目指したい」
このように、未経験でフリーランスのプログラマーを目指す人も多いかと思います。
しかし結論から言って、未経験でフリーランスのプログラマーになることはおすすめできません。その理由について、この記事で詳しく解説しています。
私自身もプログラミングの経験があり、今は株式会社のWeb事業部長をしています。発注者としての考えも含めて解説しますね。
完全未経験でフリーランスプログラマーになれない理由
まずは、完全未経験でフリーランスプログラマーになれない理由を見ていきましょう。
具体的には、未経験では実務経験がないため信用が低いという理由が考えられます。
フリーランスプログラマーになるためには、顧客から信頼を得ることが必要です。しかし、完全未経験の場合、実務経験がないために信頼を得ることができません。
スキルを磨くために、次の方法があります。
- オンラインでプログラムを学ぶ
- プログラマーコミュニティに参加する
- 実際にプログラムを書いて問題を解決する
- 自分自身のポートフォリオを作成する
以上のように、フリーランスプログラマーになるためには、スキルを磨き、実務経験を積み、ポートフォリオを作成することが必要です。
また、自分のスキルを広めるために、ブログを書いたり、ソーシャルメディアで情報をシェアすることも重要です。これにより、自分の知識やスキルを広くアピールすることができます。
これらの方法を試して、依頼者から信頼を得るための第一歩を踏み出してみましょう。
フリーランスプログラマーになるための5ステップ
では、未経験からでもフリーランスプログラマーになるためには、どのようなステップを踏めばよいのでしょうか。
- 必要最低限のスキルを身につける
- ポートフォリオを作成する
- まずはかんたんな副業案件で実績を積む
- フリーランスエージェントを活用する
- 営業やマーケティングを学び案件を増やす
上記の5ステップについて説明します。
1.必要最低限のスキルを身につける
まずは、必要最低限のスキルを身につけることが重要です。プログラミング言語やフレームワーク、データベースなど、基礎的な知識を身につけることが求められるでしょう。
これには、自分で学ぶことも大切ですが、オンラインで講義を受けたり、コミュニティに参加して情報を共有することもおすすめです。また、自分が興味を持っている分野や、将来的に受注したい分野についても学ぶことが大切です。
こうすることで、より多くの知識を身につけることができ、今後の仕事やプロジェクトにも役立ちます。
2.ポートフォリオを作成する
次に、ポートフォリオを作成することが重要です。ポートフォリオには、自分が作成したアプリやWebサイト、ツールなどを掲載しましょう。
ポートフォリオがあれば、自分のスキルをアピールすることができます。
自分がどのような課題に取り組んできたか、どのようなスキルを身につけてきたかを、具体的な事例とともに示すことで、自分の魅力をアピールすることができます。また、ポートフォリオの作成には、GitHubやQiitaなどの技術系のコミュニティを利用することがおすすめです。
さらに、自分が作成したアプリやWebサイトを公開することで、より多くの人に自分のスキルを知ってもらうことができます。
3.まずはかんたんな副業案件で実績を積む
ポートフォリオができたら、まずはかんたんな副業案件から始めましょう。
副業案件で実績を積んでいくことで、自信をつけることができます。また、副業案件はスキルアップにもつながるため、自分自身の成長にもつながります。
さらに、副業を行うことにより、新しい人脈を築くことができます。
新しい人脈を得ることで、ビジネスチャンスを掴むことができる可能性が高まります。また、副業には自由な時間が必要とされるため、時間管理のスキルを向上させることもできるでしょう。
4.フリーランスエージェントを活用する
フリーランスエージェントを活用することで、より多くの受注案件を獲得し、案件数を拡大することができます。
フリーランスエージェントは、クライアントとフリーランスプログラマーをマッチングするサービスであり、高いマッチング率を誇ることが特徴的。登録することで、最新の案件情報を受け取るだけでなく、自分に合った案件を探すための支援やクライアントとの交渉支援など、様々なサポートを受けることができるのです。
また、フリーランスエージェントを通じた仕事は、クライアントからの信頼も高まり、今後の仕事のチャンスにもつながることがあります。
フリーランスとしてのビジネスを拡大するために、フリーランスエージェントの活用を検討してみてはいかがでしょうか。
5.営業やマーケティングを学び案件を増やす
最後に、自分で案件を獲得するためには、営業やマーケティングを学ぶことが重要です。
自分で営業活動を行い、マーケティングを行うことで、受注案件を増やすことができるでしょう。
例えば、営業活動では新しい顧客を開拓すること、既存の顧客からのリピートや紹介を増やすことが大切です。また、マーケティング活動では、ウェブサイトのSEO対策や、SNSを活用したプロモーションなど、様々な手法があります。
営業やマーケティングに慣れることで、自分自身の成長にもつながります。
具体的には、営業スキルはコミュニケーション能力や交渉力が向上し、マーケティングスキルは分析力やクリエイティブ力が向上するなど、幅広いスキルを身につけることができるでしょう。
まずは転職することでフリーランスへの近道になる
フリーランスプログラマーになるためには、転職することもひとつの方法です。
転職することで、実務経験を積むことができ、スキルアップすることができます。また、業務での経験が、フリーランスプログラマーとしての実績にもつながるでしょう。
転職することのメリットには、異なる業種や分野のプロジェクトに参加できることも挙げられます。
フリーランスプログラマーとしてのキャリアを積むためには、さまざまなプロジェクトに参加し、経験値を積み重ねることが必要です。
転職することで、多様なプロジェクトに参加する機会を得ることができ、より多角的な経験を積むことができるでしょう。
フリーランスプログラマーを目指すメリット
フリーランスプログラマーになることには、以下のようなメリットがあります。
- プログラマー不足のため案件を獲得しやすい
- フリーランスになることで収入が上がりやすい
- 時間や場所を選ばずに仕事ができる
- 自分の裁量によって仕事を調整できる
- 節税効果が期待できる
それぞれ、具体的にご紹介します。
プログラマー不足のため案件を獲得しやすい
現在、プログラマー不足が問題となっています。このような状況下で、フリーランスプログラマーになることは、ある意味“賢い選択肢の一つ”と言えるでしょう。
フリーランスプログラマーとして働くことで、自分自身のスキルを最大限に活かすことができます。また、自分自身で仕事を探し、案件を獲得することで、自分の好きな仕事を選ぶことができます。
このため、仕事にやりがいを感じながら働くことができますよね。
フリーランスプログラマーになることで、より自由な働き方を実現することができるでしょう。
フリーランスになることで収入が上がりやすい
フリーランスプログラマーになることで、収入が上がりやすくなります。
独立することで、自分で受注価格を設定することができます。さらに、自分自身のスキルアップを進め、自分が得意とする分野に特化することにより、より高い報酬を得ることができるでしょう。
また、自分がやりたい仕事を選ぶことができるため、やりがいを感じることができます。
もし自分がプロジェクトを進行する上で問題が発生した場合でも、自分自身で解決策を見つけることができます。
このような経験は、将来的に独立起業をする場合にも非常に役立ちますよね。そして、自分自身が顧客との関係を築くことができるため、今後の仕事のために信頼関係を構築することができます。
時間や場所を選ばずに仕事ができる
フリーランスプログラマーになると、自分のペースで仕事を進めることができるため、ストレスを感じることが少なくなります。また、移動時間も省けるため、生産性を高めることができます。
さらに、フリーランスとして働くことで、自己管理能力を高めることができます。例えば、クライアントの見つけ方、仕事の納期の管理、契約書の作成などが必要になります。
これらのスキルは、将来的に起業したり、独立したりする際に役立ちます。
自分の裁量によって仕事を調整できる
フリーランスプログラマーになることは、自由で柔軟な働き方を目指しやすくなります。
例えば、自分自身がやりたい仕事を選び、自分の好きな時間に働くことができます。これは、仕事にやりがいを感じることができるだけでなく、自分自身のライフスタイルに合わせた働き方ができることを意味します。
また、自分自身の仕事についての判断を下すことができるため、自分自身のスキルセットを最大限に活用することができます。
このような柔軟な働き方は、ストレスを軽減し、仕事とプライベートのバランスを取ることができるでしょう。
節税効果が期待できる
フリーランスプログラマーになることで、節税効果が期待できます。
自分で経費を計上することができるため、税金を節約することができます。とはいえ、フリーランスプログラマーとして働くことは、経費計上に関する知識とスキルを一から身につける必要があるでしょう。
例えば、交通費、食事代、通信費、電気代などの経費が含まれます。また、個人事業主としての節税対策もできるため、将来的に収入アップにつながるかもしれません。
しかしながら、個人事業主として働くことには、税金の申告や記帳などの手続きが必要です。そのため、税理士など専門家のアドバイスを受けることも視野に入れておくのが良いでしょう。
フリーランスプログラマーのよくある失敗例
最後に、フリーランスプログラマーになる上でよくある失敗例を見ていきましょう。
具体的には、次のような失敗例が考えられます。
- 自己管理能力が低いと開発に集中できない
- 未払いのリスクがある
- スキルだけでは収入を上げにくい
それでは、具体的にご紹介します。
自己管理能力が低いと開発に集中できない
フリーランスプログラマーになるためには、自己管理能力が必要です。
自分でスケジュールを立て、開発に集中することができなければ、仕事をこなすことができません。このため、自己管理能力を向上させることが必要です。
フリーランスになれば、仕事の自由度は一気に高くなります。しかしその反面、自己管理ができなければ仕事時間や請求管理などに支障が出てしまうことを念頭に置きましょう。
未払いのリスクがある
フリーランスプログラマーになるためには、契約書をきちんと作成し、未払いのリスクを回避することが必要です。
契約書の作成には、法律事務所などの専門家に相談することがおすすめです。もしくは、自分で手軽に行える「会計ソフト」を利用してみるのも手でしょう。
さらに、契約書にはどのような項目を含めるべきか考えることが重要です。例えば、納期や納品物の詳細、報酬額や支払い方法、著作物の取り扱いについてなど、重要な要素があります。
また、クライアントとのやり取りや納品の方法、修正の対応など、細かい部分もきちんと決める必要があります。契約書が完成したら、定期的に見直し、必要に応じて修正することも忘れないでくださいね。
スキルだけでは収入を上げにくい
フリーランスプログラマーになるためには、スキルだけでは収入を上げることができません。
自分自身が営業やマーケティングのスキルを持つことで、より多くのクライアントにアプローチすることができます。
さらに、自分自身のブランディングにも力を入れることが大切。
自分のウェブサイトを作成し、ポートフォリオの作成、自己紹介ビデオの作成、そしてソーシャルメディア上でのプレゼンス(存在感・影響力)を確立することも求められます。
未経験でフリーランスプログラマーになるには経験を積もう
未経験からでも、きちんと手順を踏むことでフリーランスプログラマーになることは可能です。
しかし、そのためには実務経験やスキル面以外の知識を身につけておく必要があります。
必要なスキルを身につけ、ポートフォリオを作成し、実績を積んでいくことを継続させましょう。自分自身の成長に力を入れ、フリーランスプログラマーとしてのスキルアップを図ってみてください。