プログラマーとWebデザイナーの収入を比較したい…。それぞれどんな働き方なの?

今回はこのような疑問についてまとめていきます。

まず両者ともに、とても人気が出てきている働き方です。その理由としては、「仕事の自由度が高いから」ということが挙げられます。

どちらの仕事も需要がとても高いため、この機会に両者を比較して、挑戦みてはいかがでしょうか。さらに両者のメリットについても詳しくまとめていきますので、ぜひ最後までご覧ください。

プログラマーとWebデザイナーの働き方の違い

まずは2つの働き方の違いについて解説していきます。

それぞれ共通する部分はありますが、仕事内容は大きく違います。自分に向いているほうを選びましょう。

プログラマーの働き方

プログラマー(PG)の働き方は、プログラミング言語を使って様々なシステムを作る”ことです。

さらに「フロントエンドエンジニア」「サーバサイドエンジニア」「インフラエンジニア」に分類され、それぞれ担当する内容が異なります。PHPやJava、PerlやC言語など、プログラミング言語を使ってプログラムを構築する仕事、ということを覚えておきましょう。

Webデザイナーの働き方

Webデザイナーの働き方は、ホームページやバナーなどのデザインを行うことです。

名前の通り「デザイン」をするお仕事なのですが、Webデザイナーのスキルによっては、さらにHTMLやCSS、JavaScriptなどのプログラミング言語(正確にはマークアップ言語)を使用してWebサイトの構築をすることもあります。

プログラマーとWebデザイナーの需要

実際にどちらが需要が高いのか、求人サイトを参考にして、多く募集されている仕事はどちらかを調査しました。

募集数が多いということは、それだけ需要が高いということです。需要が高いほど今後稼ぎやすくなるため、どちらを選ぶか判断材料の一部にしてみてはいかがでしょうか。

プログラマーの需要

プログラマーの需要は、間違いなく高いです。その理由としては、各求人サイトの求人数をみるとわかります。

2022年8月「キーワード:プログラマー」にて検索
  • マイナビ転職:155件
  • DODA:1,111件
  • リクナビNEXT:375件
  • Indeed:62,058件
  • Green:2,112件

それぞれのサイトでバラつきはありますが、かなり多いことが分かります。特に関東での求人数は多い傾向にあります。

Webデザイナーの需要

Webデザイナーの需要も、かなり高いと言えます。

同様に各求人サイトにて求人数を比較してみましたので、参考にしてみてください。

2022年8月「キーワード:Webデザイナー」での検索
  • マイナビ転職:117件
  • DODA:647件
  • リクナビNEXT:345件
  • Indeed:14,868件
  • Green:28,538件

求人サイトによっては「プログラマー」よりも多いため、かなり需要が高いことがわかります。Webデザイナーについても関東での求人数が一番多いです。

プログラマーとWebデザイナーの収入の違い

それぞれの年収について比較してみましょう。具体的には下記の通りです。

  • プログラマー:500万円〜600万円
  • Webデザイナー:300万円〜400万円

プログラマーの年収

プログラマーの年収は、500万円〜600万円となっています。また「年齢」や「経験年数」によって変化するものの、取り扱うプログラミング言語によって大きく変わりやすいことが特徴です。

順位言語年収中央値(万円)最大提示年収(万円)
1Go6001,600
2Scala6001,300
3Python575.11,499
4Kotlin5751,200
5TypeScript5751,200
参考サイト:ビズリーチ

1位はGoogleが設計した「Go」です。

表からもわかる通り、言語によって大きく差は開いてしまいます。とはいえ、同じ言語でも企業によって年収の差があることを覚えておきましょう。

会社員からフリーランスとして独立することで、この年収を平均から最大提示年収へと近づけやすくなります。もちろんフリーランスとなれば、営業力などによって案件を獲得できるか否か分かれます。

フリーランスエージェントを活用することにより、営業の不安を解消することができるでしょう。

Webデザイナーの収入

Webデザイナーの平均収入は、300万円〜400万円。プログラマーと比較すると低いことがかかります。これは単純に、プログラマーと取り扱う技術に差があるからです。

また、同じ「Webデザイナー」でも習得しているスキルによって年収が変化します。

例えばデザインだけでなく、サイトのコーディングやWordPress編集、さらにマーケティングなどのスキルがあると年収はさらに上がります。基本的なものを含め、収入を上げやすいスキルについて下記にまとめてみました。

  • HTML/CSS
  • JavaScript/jQuery
  • Photoshop/Illustrator
  • WordPress
  • Webマーケティング

Webデザイナーもフリーランスになる事で収入を伸ばすことは可能ですが、しっかりと営業活動や自身のブランディングをすることが大切です。

プログラマーとWebデザイナーに共通する習得すべきスキル

それぞれの収入について、イメージはできたでしょうか。

ここからは、両者に共通して習得しておくべきスキルをご紹介していきます。

プログラマーであれば「プログラミング言語」。 Webデザイナーであれば「Photoshop」や「Illustrator」など基本的なスキルは必須ですが、さらに市場価値を高めてくれるスキルは下記の通りです。

  • コミュニケーション能力
  • 論理的思考力
  • Webマーケティングスキル

コミュニケーション能力

どちらもパソコンを使って作業をするため、人とのコミュニケーションが不要だと感じる方は多いです。しかし実際は、クライアントやディレクターなど様々な人と関わる機会が多いため、コミュニケーション能力は必須と言えるでしょう。

スムーズにコミュニケーションを取ることで、 仕事によるミスも減らすことができます。

論理的思考能力

プログラミングをする際は、「論理的思考能力」つまり、ロジカルシンキングが必要です。

順序ごとにプログラムを行っていくため、物事を論理的に判断していける力が必要ですので、しっかりと身につけていきましょう。

しかしプログラミング学習をしていくうちに身に付いてきますので、とにかくプログラミング学習を続けて、身につけていくしかないですね。

Webマーケティングスキル

例えば会社員からフリーランスとして独立した際に、Webマーケティングスキルが身に付いていないと、うまく案件を獲得できなかったり高単価で案件を受注する事が難しくなったりします。

同じフリーランスのライバルがたくさんいるため、自分を選んでもらうためにマーケティングを強化することは必須と言えるでしょう。

プログラマーやWebデザイナーに向いている人の特徴

「プログラマー」と「Webデザイナー」の働き方や収入についてまとめてみましたが、それぞれどのような人が向いてるのでしょうか。

向いている人の特徴をまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。

プログラマーに向いている人の特徴

プログラマーに向いている人の特徴は以下の通りです。

  • コツコツ勉強を続けられる方
  • 論理的に考えるのが好きな方
  • 高まり続ける需要の中で仕事がしたい方
  • フリーランスという働き方をしてみたい人
  • サービスやアプリなど作ってみたいものがある人

Webデザイナーに向いている人の特徴

Webデザイナーに向いている人の特徴は以下の通りです。

  • デザインの個性を発揮したい人
  • スキルの幅を広げて収入を伸ばしたい人
  • サイト設計や集客に興味がある人
  • 物事に柔軟な対応ができる人
  • フリーランスという働きかたをしてみたい方

プログラマーやWebデザイナーを目指す方法

次に気になるのが、「どうやって目指すのか」だと思います。未経験でフリーランス独立も可能ですが、やはり実務経験のある方が仕事獲得しやすくなるため、一度就職するのがおすすめ。

具体的な手順としては以下の通りです。

  • 学習
  • ポートフォリオの制作
  • 独立or転職エージェントで求人を選ぶ

大きく分けると3ステップとなります。

学習方法も「独学」や「スクール」など、自分に合った方法で進めるといいでしょう。

需要が高い仕事にチャレンジしていこう

Webデザイナーとプログラマーを比較しましたが、どちらも需要が高く、これからもおすすできる仕事です。

それぞれ働き方や収入などに違いはあるものの、どちらもフリーランスとして独立しやすく、収入を伸ばしていきやすいことが特徴です。自分の性格など向き不向きに合わせて、興味のある方を学習してみるといいでしょう。