主婦や会社員など、副業やフリーランスとして活動できるWebライターについて、多くの方が興味を持っているのではないでしょうか。
私はすべての人にWebライティングという働き方を経験してほしいと思っており、おすすめの働き方だと考えています。しかし、実際には「Webライターには向き・不向きがある」という声もあることは事実です。
ただし、苦手だと感じている人でも、適性を磨くことは十分に可能です。
実際に私自身も、文章を書くことが苦手だったのですが、この記事では実体験を踏まえて、「Webライターに向いている人の特徴」について解説していきます。
Webライティングの仕事に興味がある人は、ぜひ参考にしてみてください。
Webライターに向いている人の特徴7つ
- 文章を書くことが好き
- ひとりでコツコツ作業ができる
- 情報を収集・発信することが好き
- コミュニケーション力がある
- 好奇心旺盛
- 継続力がある
- 細かいチェック作業ができる
早速ですが、Webライターに向いている人の特徴は上記の7つ。
それぞれ詳しくご紹介していきます。
1.文章を書くことが好き
文章を書くことが好きな人は、Webライターに向いていると言えます。なぜなら、Webライターの仕事のほとんどは「文章を書く」ことだからです。
Webライターは1日の多くを、文章を書いて過ごします。書いては修正をしての繰り返しなので、1本の記事を仕上げるのも相当な労力が必要です。
文章を書くことが好きなら、そのような作業も楽しみながら行うことができるのではないでしょうか。楽しみながら仕事ができるので、その後の成長にも大きく影響します。
2.ひとりでコツコツ作業ができる
Webライターはパソコンを使って作業を行います。
場合によってはクライアントと打ち合わせをしたり、取材をして文章を書いたりすることもありますが、基本的には作業はひとりで行うため、コツコツとひとりで作業ができる人はWebライターに向いていると言えるでしょう。
作業によっては数日誰とも会わずに作業をすることになるかもしれません。そのような作業がストレスに感じないのであれば、Webライターはおすすめの働き方です。
3.情報を収集・発信することが好き
Webライターの仕事内容は、基本的にはクライアントから与えられたキーワードに沿って情報収集し、記事にまとめることです。
そのため、Webライターには情報収集能力が不可欠です。数多くの情報から正確な情報を読み取り、読者に向けて内容をまとめる力が必要です。
実際のインターネット検索だけでなく、場合によっては書籍やSNSからの情報収集も必要になることがあります。自分自身がわからないことについて情報を集めるだけでなく、相手を意識して発信することが好きな方には、Webライターが向いていると言えます。
4.コミュニケーション能力がある
Webライターの仕事は、文章を書くだけではありません。
場合によってはクライアントとの打ち合わせや、取材をして記事にまとめるなど、自分以外の人と関わる機会もあります。また、Webライターとして幅広く活躍していくのであれば、その機会は増えるでしょう。
仕事も1人で進めるわけではなく、クライアントはもちろんディレクターや編集者など複数人が一体となって仕事を進めます。
他の仕事でも同様ですが、自分の情報を正しく伝え、相手の意図を汲み取れるようなコミュニケーション能力は必要不可欠です。
5.好奇心旺盛
Webライターは、様々なジャンルの記事を手がけます。場合によっては、自分がこれまで知らなかった知識を一から調べて記事を書くこともあります。
そのため、自分が知らないことへの興味関心を持つことは、とても大切なことです。
好奇心が旺盛な人は、自分が知らないことにも積極的に調べることができるため、Webライターに向いていると言えます。また、Webライターとしてステップアップするためには、多くのスキルを身につける必要があります。
向上心のある人も、Webライターとして成長できるでしょう。
6.継続力がある
継続力は、Webライターにとって何よりも大切です。
例えば、Webライターとして活動を始めたころは、修正などが多く発生することもあります。また、思うような文章がうまく書けないことで悩むこともあるかもしれません。
しかし、継続的に取り組むことで、修正も減り文章力も向上するでしょう。
継続力は、何事においても必要な力と言えます。
実際に、私も文章を書き始めたころは、読書感想文（2,000文字）の文章すら書くことができませんでした…
7.細かいチェック作業ができる
記事を書いたら終わりではありません。必ず自分でもミスがないかチェックする必要があります。
セルフチェックを怠ると、クライアントやディレクターから間違いの指摘や修正を依頼されることになるかもしれません。そのようなケースが続けば、あなたの信頼は大きく損なわれてしまいます。
同じミスを何度も繰り返すことは致命的です。文章の中からミスを見つけることは難しいかもしれませんが、しっかりと確認を行い、クライアントの指示に柔軟に対応できるようにしましょう。
Webライターに向いていない人が適性を磨く方法
Webライターに向いている人をご紹介しましたが、もし当てはまらないと感じるのであれば、Webライターに向いていない可能性が高いです。
しかし、私はすべての人にWebライターがおすすめであると断言します。なぜなら、ライティングスキルは幅広く応用することができるからです。
そこで、今Webライターに向いていない人でも、適正を磨く方法について3つご紹介したいと思います。
- 文章力を鍛える
- 文章で相手にわかりやすく情報を伝える<
- SEOの知見を身につける
これさえできれば、Webライターとしてしっかりと活躍することができます。それぞれ詳しくご紹介していきますね。
1.文章力を鍛える
Webライターにとって、文章力は何よりも大切です。
文章を書くことを仕事にしている以上、「読者」を意識した文章を書くことが望ましいです。
「文章力がないからWebライターには向いていないかも…」
このように考えるかもしれませんが、文章力を鍛える方法はあります。
文章力がうまくなるコツを簡単に述べると、結論、とにかく書くこと。
少しスパルタかもしれませんが、なんでも“慣れ”が重要です。
2.文章で相手にわかりやすく情報を伝える
Webライティングを行う際には、「読み手」を意識することは言うまでもありません。 文章を書く目的は、誰かに読んでもらうことです。
そのため、Webライティングを行う場合は、「書きたいことを書かない」ことが重要です。自分の考えなどを書いても、読者にとってわかりにくい文章になってしまいます。
そこで、客観的な視点を持って記事を執筆できるようにしましょう。「ペルソナ」を設定して記事を書くと、「書き手」が書きやすく、「読者」にも伝わりやすい文章になります。
3.SEOの知見を身につける
SEO（Search Engine Optimization）とは、検索エンジン最適化のことです。 簡単に説明すると、記事を検索結果の上位に表示させるための施策です。
Googleなどの検索エンジンでページが上位表示すると、より多くのアクセスが見込めます。結果として、商品やサービスの売り上げに直結するため、SEO対策は非常に重要なマーケティング手法となります。
そのため、SEOの知識を持つWebライターは非常に重宝されます。
Webライターとして一段階ステップアップするためにも、積極的にSEOについて調べてみましょう。
Webライターの仕事内容を理解しよう
Webライターに向いている人の特徴がわかったところで、そもそもWebライターの仕事内容は理解できているでしょうか。
「文章を書くことを仕事にしている人でしょ？」と思うかもしれませんが、実際にはもっと多岐にわたる仕事内容があります。ここからは、Webライターの仕事内容について説明していきます。
補足として、Webライターは文章を書くだけが仕事ではありません。Web上にある記事を書くだけでなく、編集や校正、SEO対策などの業務も担当することがあります。
しかし、本記事ではざっくりと「Web上にある記事を書いている人」と捉えていただいてもかまいません。
文章執筆
Webライターの主な仕事内容は、執筆業務（ライティング）です。クライアントやディレクターなどから指定されたキーワードに沿って記事を書くこともありますし、ライター自身がキーワードを選定して記事執筆まで行うケースもあります。
ほとんどの場合、あらかじめマニュアルが作成されており、ライターは決められた文体や語調などで記事を書いていきます。そのため、基本的にはブログのような自己主張は行われません。
イメージとしては、テーマに沿って情報収集を行い、記事にうまくまとめることだと考えると分かりやすいでしょう。情報収集の方法は、インターネット検索や公的機関の資料、書籍、場合によっては取材などをするケースもあります。
写真などの挿入や入稿
Webライターが書いた記事コンテンツには、補足情報として写真や図解などが挿入されることが多いです。記事で使う写真を撮影したり、著作権フリーの写真をイメージ写真として記事に挿入したりすることがあります。
基本的に、記事はWordPressなどのCMS（コンテンツ管理システム）を使って入稿されます。そのため、WordPressの操作に慣れておくと業務の幅が広がるでしょう。
ただし、画像の使用ルールはクライアントによって異なることがあります。写真などの挿入を行うと、対応する業務が増えますが、ルールをしっかりと確認してミスのないように注意することが大切です。
Webライティングはすべての人におすすめ！
Webライティングは基本的な文章力を身につける上でおすすめできる働き方です。仕事はもちろん、生活シーンでも文章力が必要となるため、Webライティングをおすすめしています。
今後もインターネットを使ったサービスが次々に普及し、Webライターの需要も高まることでしょう。
この記事を参考にして、あなたに適性がある場合はすぐにWebライターに挑戦してみることをおすすめします。
とはいえ、適性がなくても問題ありません。
実際、私もWebライティングを始める前は読書感想文の文字数（2,000文字）すらまともに書けませんでした。しかし今では、8万文字近くの文章を書くこともあり、文章力が向上しました。
コツコツと文章を書くことで上達していくものです。パソコン一つで自由度の高い働き方を実現できるため、興味がある人はぜひ挑戦してみてください。