COCTO
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足立昌優

注文通りに作ることが、いい仕事とは限らない

言われた通りに作れば、要望は満たされる。でも成果が出るとは限らない。手段ではなく目的から一緒に考えるという、COCTOの関わり方について。

制作会社は、言われた通りに作るものだ。

そう思われていることが多いと思います。 要望を聞いて、その通りに形にする。それが親切な仕事だ、と。

でも、私たちはそうしないことがあります。 注文通りに作ることが、いい仕事とは限らないからです。

言われた通りに作ると、何が起きるか

依頼をいただくとき、要望はたいてい「手段」の形で届きます。

「このボタンを目立たせてほしい」 「この機能を追加してほしい」 「このページをもっと華やかにしてほしい」

これをそのまま実装すれば、要望は満たされます。 ボタンは目立ち、機能は増え、ページは華やかになる。

ただ、それで成果が出るとは限りません。

なぜなら、その要望の奥には、必ず「本当の目的」があるからです。 そして手段だけを受け取ると、その目的が置き去りになることがあります。

ボタンを目立たせても、問い合わせが増えないことがある。 機能を足しても、使われないことがある。 華やかにしても、伝わらなくなることがある。

要望は満たしたのに、目的は果たせていない。 言われた通りに作ると、これが起こります。

だから、まず問い直す

私たちがすることは、シンプルです。

言われたことを、そのまま受け取らない。 その前に、なぜそれが必要なのかを聞きます。

このボタンを目立たせたいのは、何をしてほしいからですか。 この機能を足したいのは、どんな課題があるからですか。

こう問い直していくと、要望の奥にある目的が見えてきます。

そして目的が見えると、ときに気づくことがあります。 その目的を果たすには、言われた手段より、もっといい方法がある、と。

ボタンを目立たせるより、そもそもの導線を変えたほうがいい。 機能を足すより、今ある機能を削ったほうが伝わる。

言われた通りに作らないのは、この気づきを渡すためです。

これは、相手を否定することではない

言われた通りに作らない、と聞くと、頑固で扱いにくい印象を持たれるかもしれません。 こちらの意見を押し通す会社だ、と。

でも、逆です。

相手の目的を、本気で果たそうとするからこそ、手段を鵜呑みにしない。

言われた通りにそのまま作るのは、簡単です。 確認の手間もないし、責任も相手に返せる。「ご要望通りに作りました」と言えばいい。

でも、それで成果が出なければ、相手のためになっていません。 御用聞きは、親切に見えて、実は相手を助けていないことがあります。

私たちが問い直すのは、疑っているからではありません。 その依頼を、本当に意味のあるものにしたいからです。

合う人と、合わない人がいる

この関わり方は、正直に言えば、全員に向いているわけではありません。

とにかく早く、言った通りに作ってほしい。 そういう明確な要望がある方には、私たちは向きません。 問い直しの時間を、まどろっこしく感じさせてしまうからです。

一方で、こういう方には合います。

何を作るべきか、まだ固まっていない。 目的はあるけれど、手段に自信がない。 一緒に考えながら、いちばんいい形を見つけたい。

そういう方となら、私たちの問い直しは、きっと役に立ちます。

COCTOがしていること

COCTOは、言われた通りに作る会社ではありません。

要望を手段のまま受け取るのではなく、その奥にある目的から、一緒に考えます。 そして目的のために、ときには言われたものと違う形を提案します。

注文通りに作ることが、いい仕事とは限らない。 本当にいい仕事は、注文の奥にある目的を果たすことだと考えています。

言われたものをそのまま形にしてほしい方には、他に合う会社があります。 何を作るべきかから一緒に考えたい方は、一度お話しできればと思います。

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