COCTO
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足立昌優

たくさん作るより、一つを長く使えるように

作る量を競う時代に、一つのものをどれだけ長く使えるようにするか。量ではなく寿命で考えるという、COCTOのものづくりの姿勢について。

たくさん作れば、いいというものではありません。

今は、量が正義とされがちな時代です。

投稿は、多いほうがいい。 コンテンツは、たくさんあったほうがいい。 更新は、頻繁なほうがいい。

たしかに、量には量の力があります。 でも、そればかりを追いかけると、見落とすものがあります。

一つのものを、どれだけ長く使えるか。 この視点です。

量を追うと、一つひとつが軽くなる

たくさん作ろうとすると、どうなるか。

一つにかけられる時間が、減ります。

十のものを作るなら、一つあたりの手間は、十分の一になる。 当然、一つひとつは、軽くなります。

軽く作られたものは、軽く消費されて、すぐ忘れられます。 そして、忘れられるから、また新しく作らなければならない。

量を追いかけるほど、次々に作り続けなければ回らなくなる。 これは、走り続けないと倒れる自転車のようなものです。

止まった瞬間に、何も残っていない。 たくさん作ったはずなのに、手元には何も積み上がっていない。

一つを長く、という考え方

これに対して、別の考え方があります。

一つのものを、長く使えるように作る。

作る数は、少なくていい。 そのかわり、一つを、時間が経っても効き続けるように作る。

たとえば、その場かぎりで消える投稿を百作るより、何年も読まれ続ける一つの記事を作る。 流行に乗せて作り替えるものより、流行が過ぎても古びないものを作る。

こうして作られたものは、時間とともに価値が減りません。 むしろ、積み上がっていきます。

一年前に作ったものが、今日も働いている。 その状態を作れると、作り続ける消耗から、抜け出せます。

長く使えるものは、何が違うのか

では、長く使えるものと、すぐ消えるものは、何が違うのか。

答えは、流行に寄りかかっているかどうかです。

その時々の流行に乗せて作ったものは、流行が過ぎれば古びます。 速く効くぶん、速く効かなくなる。

一方で、長く使えるものは、流行ではなく、本質に根ざしています。

その事業が、何のために存在するのか。 誰に、何を届けたいのか。

そういう、時間が経っても変わらないものを軸に作られたものは、簡単には古びません。 流行は移り変わっても、本質は動かないからです。

だから、長く使えるものを作るには、まず本質を見極める時間が要ります。 ここを飛ばして量産に走ると、消えるものばかりが増えていきます。

量が要る場面も、たしかにある

誤解のないように書いておきます。

量そのものを、否定しているわけではありません。

量でしか届かないものも、確かにあります。 数を出すことで初めて見えてくることも、あります。

大事なのは、何のために量を出すのかを、見失わないことです。

量を出すこと自体が目的になると、消耗だけが残ります。 でも、長く効く一つを見つけるために量を試すなら、それは意味のある量です。

量と、寿命。 どちらか一方ではなく、何を目的に、どちらを選ぶか。 それを、そのつど考えることが大事だと思っています。

COCTOがしていること

COCTOは、量をたくさん作る会社ではありません。

一つのものを、長く使えるように作ることを、大切にしています。

そのために、作る前に、本質を見極める時間をかけます。 何のために作るのか、時間が経っても変わらない軸は何か。 そこを固めてから、長く効くものを作る。

たくさん作って、消耗し続けたい方には、他に合うやり方があります。 一つを長く効かせたい方は、一度お話しできればと思います。

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